今回は京都が舞台になっている小説をピックアップ。
地元の人はもちろん、観光前に読むと楽しさ倍増するかも…!?
柏てん/宝島社文庫
ワーカーホリック29歳のれんげが会社から理不尽な退職勧告を受け更に結婚予定の彼氏から「俺がいなくてもれんげは生きていけるだろ?」と他の女を連れ別れを告げられる。
傷心のれんげが旅立った京都で大学生と喋る狐と出会い次々と不思議な事が起きるファンタジー物語。
舞台の京都もなかなか忠実に描かれていてほんわかした雰囲気が好きな人におすすめ。
獅子ししゃも/メディアワークス文庫
舞台は京都祇園の路地裏にある、店主と弟子の天草が営む「桃枝骨董店」。
毎日いろんなご縁とともに品物が舞い込んでくる中、馴染みの刑事から事件がらみのいわく品の問い合わせがきて…
どのシリーズも読んだあとほっこり温かい気持ちになれるシリーズもの。
浅葉なつ/メディアワークス文庫
野球も就職先も失ったごく普通に人間の良彦が、ある日「神様の願いを聞く“御用人”の役目」を狐神から突然命じられ東奔西走する話。
現代人の忘れがちな事を読みやすく描かれています。サクサクと読めるのでシリーズ一気読みした人多数!
三好昌子/宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作。江戸時代の京都が舞台の時代ミステリー。
「縁見屋の娘は祟りつき 男児を産まず二十六歳で死ぬ」縁見屋の一人娘のお輪が主人公。
時代小説は読みにくいイメージですがこちらはファンタジー要素が強めなミステリー作品なので読みやすいです。